介護施設・介護事業所

訪問介護(ホームヘルプ)で働く介護士の仕事内容とやりがい

訪問介護(ホームヘルプ)は、在宅介護を行うお宅に訪問して、身体介護(食事、入浴、排泄、体位変換などや生活援助(買い物、洗濯、掃除、調理など)などをケアプラン(介護計画)に基づいて提供する介護サービスです。

訪問介護サービス内で対応できること

訪問介護サービス内で対応できること

訪問介護では、原則的に利用者本人に直接的関係するサービスのみの提供となっています。

例えば、利用者様の部屋の掃除や利用者様が着ている衣服の洗濯はサービスに含まれますが、洗車や庭の手入れやなどは行ってはいけません。

しかし、最近では民間企業による訪問介護サービスの参入も増えており柔軟に対応する事業所も多いそうです。

家事代行サービスと提携して、訪問介護には含まれないサービスを別途費用で引き受けるなど、身体が不自由な高齢者のニーズを様々な形で満たしています。

夜間ホームヘルプサービス(夜間対応型訪問介護)

訪問介護といえば日中に利用者宅に伺って必要な介護サービスを提供するイメージが強いですが、最近では夜間に対応した夜間ホームヘルプサービス(夜間対応型訪問介護)も存在します。

夜間ホームヘルプサービス(夜間対応型訪問介護)

夜間ホームヘルプサービスには、決まった時間に利用者宅を訪問する「定期巡回」と、利用者様が必要に応じて訪問を依頼できる「随時訪問」があり、様々なニーズに沿ったサービスを提供しています。

夜間だけでなく早朝でも訪問介護員による身体介護や生活援助が受けられることも好評とのことです。

訪問介護で働く介護士の仕事内容

介護士の仕事はサービス業態によって様々ですが、業務範囲が最も広いのが訪問介護員(ホームヘルパー)でしょう。訪問介護員の仕事内容は大きく分けて3つ。

身体介護

ひとつ目は、介護職ではお馴染みの身体介護です。訪問介護サービスで身体介護を希望する利用者は全体の2割程度ですが、在宅介護を受ける高齢者の中にも寝たきりであったり、足腰が不自由で手助けなしでは入浴や排せつが出来ない方もおられます。そういった方のサポートを行います。

生活援助

次に、掃除、洗濯、買い物、調理といった生活援助です。訪問介護サービスでの生活援助は、対応の可否の線引きが非常に難しく、どうしても現場で働く訪問介護員次第といったケースが多いようです。

実際に頼まれたら断れないといった意見も多いですが、一度引き受けてしまうと他の訪問介護員にも迷惑がかかってしまうので、心を鬼して断る勇気も必要です。

通院等乗降介助

最後は、通院時の車の乗り降り、バス停までの付き添いといった通院等乗降介助です。一緒に病院へ行き、待合室の中まで付き添うことは、訪問介護サービスでは対応してはいけない範囲ですので注意が必要です。

訪問介護には臨機応変に対応できるスキルが求めらる

訪問介護には臨機応変に対応できるスキルが求めらる

このように、訪問介護員(ホームヘルパー)の業務範囲は多岐にわたりますが、ある程度はケアマネジャーによって作成されたケアプラン(介護計画)に沿ってサービス提供されます。

「生活援助だけのはずが、身体介護もやるはめになった」といったことは早々ありませんが、時には予期せぬお願いを受けることもあります。

ですので、訪問介護員(ホームヘルパー)に求められるスキルとしては、介護に関する豊富な経験と知識必要に応じて臨機応変に対応できる柔軟性、そしてサービス範囲をしっかりと守る意識となります。

ホームヘルパー求人のほとんどはパート

ちなみに、訪問介護員(ホームヘルパー)として働く方のほとんどはパート雇用になります。もちろん各事業所ごとに正社員も勤務していますが、サービス提供責任者として事務所の管理を行っています。

勤務体制は出勤日と時間帯を自由に選べるシフト制を導入している事業所が多く、「1日に何件のお宅に訪問するか?」「月にいくら稼ぎたいか?」「今月は休日を多めにしよう」など自分で調整できるので、無理なくプライベートを優先して働くとこが出来るでしょう。

訪問介護で働くやりがいとは?

訪問介護では、実際に生活されている自宅へ行くことになるため、ご利用者様の生活環境はもちろん、家族関係、社会背景など、直に感じることとなります。

そのため、ご利用者様の生きざまをより近くで感じることができ、ご利用者様に深く寄り添って支援を行うことができます

介護施設とは異なり、ご利用者様の自宅という限られた状況のなかで支援を行うため、そのなかでいかにより良い支援を行うことができるのか、考え、工夫することが必要となります。

このノウハウが後に、他の現場での支援に活かされます。

訪問介護で働くやりがいとは?

一回の訪問時間は短いですが、その時間内でどれだけ生活の環境を整えたり、質を上げることができるかは、介護職員の腕次第です。

一回の時間は短いですが、担当期間は長く、その分ご利用者様との関わりも、深くなっていきます。

これは訪問介護という仕事の特徴で、ご利用者様が生涯を終えられるまでの、残された時間に寄り添うことができることができる仕事です

訪問介護の仕事に向いている人とは?

訪問介護では、ご利用者様それぞれに必要な支援を見極め、その方やその場の環境に合わせた支援ができる能力が必要です

病院や施設とは異なり、ご利用者様の生活の中にお邪魔することとなります。そのため、それぞれ異なった環境の中で生きてこられた歴史や文化、考え方などを尊重していくことも大切です。

そうしたなかで生活や心身が快適な状態に向かうよう、皆同じ支援を行うのではなく、それぞれご利用者様にとって必要な支援していかなければいけないのです。

また、訪問介護では一人で行動することとなるので、問題が起きたときの判断力や解決能力などの対応力が重要で、さらには次の訪問予定に間に合うよう、臨機応変に時間や作業のペース配分を考えることができる能力が求められます。

施設形態によって異なる介護士の仕事内容

訪問介護と施設介護では同じ介護士でも仕事内容は全く異なります。また、有料老人ホームやグループホームなどの施設形態でも介護士の仕事内容は様々。働きたい職場が明確に決まっていない方は、各サービスの特徴や介護サービス、介護士の仕事内容をしっかりと理解するところから転職活動をはじめましょう。

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